今年の冬はどこか気持ち悪いほど暖かかった。
そんな最中にこのコロナ騒ぎできっと精神的に何かを抱えてる人はさらに壊れてしまったという人は多いだろうと思う。
私自身も結構ヤバイヤバイと思いながら、どこもかしこも同じような報道しかしないテレビのニュース番組に嫌気がさして見ないでいる。
恐ろしい洗脳の嵐。
逆に追いやって免疫力落ちるわ!と言ってやりたい。
流産を繰り返してぶっ壊れた体を治すのに3年、整体や鍼灸院に通ったりしてる中で
友人に勧められた一冊の本がある。
というインド系アメリカ人であるディーパックチョップラという人が記した体と心の健康について『アーユルヴェーダ』の観点からとなえている事が細やかに書かれたものだ。
アーユルヴェーダとはインド大陸の伝統的医学で現在もスリランカなどでは日常的に民間療法としても当たり前に取り入れられてるという。
その治療を受けるために長期でスリランカへ行くというプログラムやらツアーも存在するらしい。
なかなかに分厚い本で初めは構えたがこれがかなり面白い。
レディーガガや歴代の大統領たちがこぞって影響を受けた。といってるのにもうなずけた。
子供を授からずいくつかの病院で体がボロボロの中「心」だけが置き去りにされてる感覚の中で『自力』で何とか心の治療をする場へと向かうという労力を使わなければならなかった自分にとって、『体と心』の密接さは痛いほどに実感しており、日本医療のメンタルに関しての遅れさえ感じていた所でこの『アーユルヴェーダ』というものを知り、探っていくうちにとても納得のいく内容ばかりだと痛感した。
まずは自分の生まれ持った体質。そして育った中での環境下で変わってくること。性格や感じ方、動き、趣味嗜好、全てが多く三つの枠組みに分けることができ(この中でも勿論細かく分かれるが)調子が悪い時は『治す』というよりも『戻す』という感覚なのだそうだ。
私のこの性格。視覚や聴覚、味覚や『こうなった時にどう考え動くのか』などからも分析する。
さすが世界古来の医療だ。
あらら、完全にこの体質だわ。と当てはまるものがばっちし診断できてしまった。
このアーユルヴェーダでは体の変化も勿論診ていくのだが、それよりも気候だったり周りの状況の変化だったりその人の持ってる性格や精神的な観点から診断、治療することの方が多いようだ。
自身が体と心を同時に壊した身としては『これこそ必要としていた治療法』だとどこかピンときたのである。
そう。現在、というか少し前から流行していた『瞑想』もここからきている。
精神世界的な事ではなく自分自身と向き合って調整するというのが一番わかりやすい表現ではないかと思う。
この本を読んでから実際にアーユルヴェーダの診断、簡単な施術ができる所を見つけ通っている。
本格的なものは実際にスリランカに行って長期的に受けるしかないらしい。
だけど、最初にそのサロンへ行って診断を受け(自分が本を読んでこれだろうな、と思うものにやはり強めにあてはまっていた)90分施術を受けた後、びっくりしたのは
『視界が広くなった』
ことだった。
聞くところによると心持ちまで変わってスパッと会社を辞めてしまう人もいたという。
とにかく面白い世界をまた一つ知った。
施術後に広がった視界のように、また自分の知らない世界が広がった気もする。
合う、合わない、はどの物事も自分自身で選んでいけばいい。
細かい事はまたゆっくり綴ろうと思う。
『体と心』の密接さは言うまでもなく当たり前のはずなのだ。
この思想がもっと当たり前に医療現場に、そして一般社会に浸透しないものか。