昨日、緊急事態宣言が出された。その前から出されるという情報があったわけなので関係があるのかないのかわからないが昨日からすこぶる精神的に調子が悪い。久しぶりに暗闇くんがご機嫌窺いに来た。
当たり前のように朝、息子犬を散歩に連れ出し買い出しに行く以外外出はしていない。要請されてるからというのもあるが、そうして行かないといつまでもこの状態が続く。医療現場を守り抜く事が急務だしいつまでもこの状態がダラダラと続くのが困るから一刻も早く皆、自宅待機して欲しい。毎日毎日思う。
旦那は職種上どうしても仕事に行かねばならない。特に今大事な時期らしくきっと深くは語らないがそれなりに大変な状況で必死なのだろう。
だから、なるべく私のこの精神的な事でSOSを出さないように注意してきた。
毎日、朝は割と調子は悪くない。でも、人が増える時間を避けて行動するために家ですべきことをいそいそとこなし、息子犬とも人と接触しないよういそいそと散歩をして、買い物もどうしても混んでる場所があるので人と距離をとりいそいそと済ませ、これまたいそいそと帰宅する。
家に絶対にウィルスを持ち込まないように帰宅したら入念すぎるくらいに手を洗い、除菌をし、うがいをし、性格上神経質さに拍車がかかってるので買ってきたもの、誰かが触ったであろうものは全てそれ用の除菌剤で除菌する。
鞄の中身を戻すのに色々触れるので再び除菌する。すぐにメイクも落としてコンタクトも外す。そして鼻うがい。
・・・・・・
この時点で何ともいえない疲労感に毎日襲われる。
今でも働きに出なくてはならない人ももちろん想像できないくらい大変だと思う。
でも、家にいる主婦も家を守るのに必死な人も沢山いる。スーパーなんて人がベラベラ喋ってギュギュウ並んだりしてるから下手したら満員電車より危ない。
主婦も戦場で毎日戦っているのだ。
だからこそ医療現場やこうしたスーパー等で働いてる人たちに毎日感謝と尊敬と労う気持ちでいっぱいになる。
そして私を今襲っている孤独感は、現在の孤独感と別に過去の孤独感も連れてくる。
「どうして私は親になれないのか。独りでいるんだろうか。」
という実際に向き合って投薬し戦っている『敵』がここぞとばかりに襲ってきた。
影に隠れていたそいつが牙を剥き出しにして襲ってきたのだ。
私はやはり親になるなということなのだろうか。せっかく進んだ減薬も今はまた再び諦めて一歩、二歩戻るべきなのだろうか。
それくらいの事態がこの世界で実際に起きている。
もう一度授かるために頑張ろうと思った途端いつもこうした抗えない障害が訪れる。
それを呪いたくなりイライラするのがこの病気の典型的な症状だ。それはもう痛いほど自分がわかっている。
それが苦しくなって昨日は不思議と旦那が帰ってきてから余計に具合が悪くなった。
ちぐはぐである。
一方で思った事がある。
旦那の子供は大丈夫だろうか。元嫁の仕事がセーブされてしまってるとすれば生活的に大変なのではないだろうか。そんな事が頭をよぎった。よぎっては、
『そんな事今は考えてる場合じゃない今自分がやばくならないようにしなきゃ』
『でも、子供は何も悪くないし絶対に心の中で旦那はその子供のことを心配し想ってるに違いない』
『何で私がこんなこと心配しなきゃならんのだ』
と繰り返していた。
その結果、夜には完全に暗闇くんが私にべったりイチャイチャ状態となった。
独りでいるとどうしても頭が先行して働く。体を動かすにも限界がある。
元々頭でっかちになっててそれを治療してる私は『不安』という見えない敵と新たに『ウィルス』という未知で見えない敵とも対峙せねばならない。
この文章で自分のことを吐き出したかっただけじゃない。
こういう気持ちでいる人がきっと沢山いる。
そう想像するだけで楽になることも正直ある。
引きこもりが苦手な方じゃない。
ただ、私がうつ病を打破できるようになってきた物事、体のメンテナンス心のメンテナンス、人との会話、習い事、新しいものとの出会い。助けられてきた物事一切を禁じられてしまっているから独りが怖くなってきた。
久しぶりの感覚。
抱えてる課題が大きすぎてパンクするのが恐ろしくそれをギリギリの状態で保つ精神の筋力がないからどうにか『人と繋がっていられる手段がないか』と模索する。
同じ思いをされてる人たちをつなげていきたい。
『不安』な気持ちは当たり前だからこそ、一番厄介な宿敵なのだ。
自分でコントロールできる体の働きは『呼吸』だけなんだそうだ。呼吸だけが体が総合的に反応する唯一の突破口なんだそうだ。これはカウンセラーの先生に教わった事だ。
鬼滅の刃じゃないけれど、何となく苦しくなったり不意にイラッとしたりした時に目を瞑って我流の呼吸を行うのがとても効果的らしい。
ボーっっとしながら陽が出ている時には陽を浴びて。ベランダでもいい。
ゆっくりと呼吸をしてるだけで、心拍数が変わってくるのを感じるはず。
脳みそが攻撃してくるから自らその脳みそをなだめる方法を見つけて行かなければならない。
今日も無事に一日終わる事。
ただそれを願う。